短期滞在の延長について

観光旅行や知人訪問などで短期間(15日以上〜90日以内)、日本に入国・滞在するためのビザを短期滞在ビザといいます。

最近、よくある相談が、新型コロナウイルスの影響で、旅行で日本に来た中国人が帰国したくない(あるいは、帰国できない)という理由で、短期滞在ビザの延長を求めるものです。

短期滞在ビザは、原則として、延長は認められません。これは、短期間の滞在予定ということで、ビザ発給の審査が簡易になっているためといわれています。

もっとも、例外的に「人道上の真にやむをえない事情等により」、延長することができます。

具体的には、日本滞在中に病気やケガをして、入院したとか飛行機に乗れないといったような場合が、「人道上の真にやむをえない事情等により」に該当します。

それでは、短期滞在ビザで日本滞在中の中国人が、新型コロナウイルスを理由にして、延長できるでしょうか。

一部報道で、新型コロナウイルスの影響で、中国人の短期滞在ビザの延長が緩和されたかのような記事が上がったようですが、決して延長が緩くなったわけでなく、「帰国が困難との合理的理由があれば、柔軟に対応していく」とのことで、これまでとあまり変わらない対応のようです。

実際にあった事例では、新型コロナウイルスの影響で、中国へ帰国する飛行機が航空会社側の理由でキャンセルになり、帰国予定日を過ぎ、オーバーステイになりそうなので15日の延長をもらった、というのがありました。

自分で飛行機の予約をキャンセルしてもダメです。航空会社がキャンセルした場合に限ります。中国に帰りたくないという理由では延長できないのは、いうまでもありません。これは日本に旅行に来ている武漢市民も同様です。

<参考リンク>
http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/ZAIRYU_KOSHIN/zairyu_koshin10_17.html